昨年まで10年で見た映画は「不都合な真実」「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序、破、Q」、スター・ウォーズ フォースの覚醒だけという映画を觀ない私ですが、色々とインプットを積極的にしようと、毎月妻と映画を観ることにしました。
ちなみに、記念すべき第一回は「美しい星」でした。
選んだ理由は特に無く妻が決めました。自分はアクション要素の強いものが好きですが、妻はヒューマンドラマが好き。今月も何を観ようか迷いましたが、「ちょっと今から仕事やめてくる」にしました。
仮面ライダーフォーゼやあまちゃんの種市先輩役立った「福士蒼汰」が出ていること以外の前情報を入れずに、いざTOHOシネマズへ。
ネタバレ警察に逮捕されたくないので、具体的な内容は記しませんが、とても感動しました。
タイトルから感じるイメージとしては
ブラック企業で働く若者(福士蒼汰)が、色々な葛藤と戦いながら最終的に仕事を辞めるという選択をする、と言うものでしたが、全く違いました。
ほんとうに心温まるヒューマンドラマで、なんどかじんわりと涙ぐみそうな場面がありました。良かったです。妻とも觀終わったあとに「想像した内容と全く違ったけど良かったね」「私もそう思う」という会話を交わしました。
ブラック企業のシーンがきつかった
私は20年以上「営業」という仕事に就いていました。営業とは日々「数字」に追われる立場であり、しかしその分「達成すれば何でも許される」世界であります。
特に営業会社はパワハラやブラックな部分が少なからずあると思います。
営業は結果が全て。
1999年にITベンチャー(笑)に転職して超絶ブラックな環境で働いていたことがあります。
当時はITバブル全盛期。
ある日「マネージャーだけ他社の朝礼を見学に行く」ということで朝9時に新宿の某社へ。そこでは異様な雰囲気の朝礼が繰り広げられていました。
発言は基本、絶叫。
昨日の営業結果発表、報告、それらが淡々と行われるのですが、それが全て絶叫なのです。そして一糸乱れぬ拍手。北朝鮮かここは、という雰囲気です。
そして「◯◯社員の報告!」「はいっ!!」
「わたしはぁーーーー!きのおーーーーーー!!契約をーーーーー、いただきましたぁーーーーーー!!」
一同拍手
「最後のぉーーーーーーーー!二時間はぁーーーーーーー!あたまをさげてえーーーーーー!」
「おねがいします以外いいませんでしたぁーーーーーーーーーーーーーー!!」
一同拍手
つまり、必要もないものをお願いして猛烈に押し売りするのです。個人向けの高額商品でローン組ませるようなものでしたが、エゲツない世界でした。
怒鳴り罵りというのは当たり前の世界
本当にキツイなあと思ったのは、主人公が上司に怒鳴られ罵られ、殴られはしないまでも小突かれと、超絶パワハラを受けるシーンです。
自分が10年以上前に勤めていた会社での激しいパワハラ、エゲツないのを思い出しました。
若干フラッシュバック。。。。
とはいえ、とてもおすすめできる映画でしたのでぜひ!