新型コロナウイルスにより事業に大きな影響を受けた中小企業・個人事業主に持続化給付金が支給されることとなりました。
申請開始初日に申請完了。しかし不備が。
私は2017年に個人事業主として開業し、2019年2月に法人成りをしました。
そして2020年2月以降、新型コロナウイルスにより大きな影響を受けています。
具体的には昨対ベースで2月73％、3月54％となり、緊急事態宣言が出た4月15％、5月27％と壊滅的です。
2期目の零細法人でこれだけ売上が減ると、運転資金が足りなくなります。
税理士さんから持続化給付金は補正予算成立翌日から申し込み開始と聞いていたので、4月末の支払いはどうにか行い、5月1日に申請が開始されるとすぐにサイトにアクセスして登録しました。
アクセス集中でうまくいかないかなと思いましたが、なんとか午前中に申請を終え（11,000番台でした）、最短で8日、2週間程度でという言葉を信じて。。。。
しかし、その日の夕方メールが・・・
株式会社◯◯様
先日ご登録いただいた申請情報もしくは添付書類の内容に不備がございました。
大変お手数をおかけいたしますが、マイページより不備となった内容をご確認の上
申請情報の訂正もしくは正しい書類を添付し、再度申請いただきますようお願いいたします。
え？何がダメなの？？？売上や口座情報を登録して、事前に税理士さんからもらった資料をアップしたので問題ないと思ったのですが、不備があると。
しかしその時は不備がわからず、とりあえず日本だったファイル名を半角アルファベットに修正して再アップ。
そこから苦難の日となりました。
GW明けの8日に振込が開始されたらしい
しかし私の口座には振込がありません。ネットでも「いつ入るのか」という声が溢れましたが私の場合は「不備」というケチがついているので不備のない人の一部には早々と入金されたのでしょう。しかし70万とも80万とも言われる申請者に対して、事務処理が追いついていないようで、ネットでは振り込まれない人の叫び、阿鼻叫喚・・・
そして赤枠が現れる
申請から2週間たった15日、私の周りの個人事業主、中小企業の方も「入金された」という声がゾクゾクと。しかし私には振込はありません。
私は楽天銀行と地銀をメインに使っていますが、楽天銀行と違い地銀は入金通知メールのようなものがありません。
これはネットバンクを使い慣れた者にとってはとても不便で、入金がないかわざわざアクセスして、しかもワンタイムパスワードを入力しなければなりません。
だから「入ってるかもしれない」と一日になんどもログインして取引明細を確認する始末。楽天やジャパンネット銀行などなら「入金がありました」とリアルタイムにメールが来るし、誰からいくらかの確認もスマホアプリでできる。
振込先を楽天銀行にしておけばよかった・・・と後悔しました。
月末に近づくに連れてプレッシャーが
一般的な商慣習では月末締め、末払いなので、私も月末に請求書を書いたり支払いがあることがほとんどです。税理士や厚生保険も月末なのでお金が必要になります。
またひとり社長ですが給与の支払いも必要です。
最終週に入ってくれたら嬉しいけど、それを当てにしてダメだったらまずいので、いま現金がいくらあり、月末にいくら入金され、いくら支払う必要があるのかをきちんと確認。
情けないですがコロカショックになるまでそんなことをしたことがありませんでした。口座残高は増減するけど、取引先や経費、給与支払いに困ることはなく、残高をそれほど気にしたことはありませんでした。
しかし、この数ヶ月、売上がほぼ入ってこなくなったため出ていくばかりです。毎月大赤字ですので残高がどんどん減り、存続の危機となりました。
もちろん、融資と持続化給付金も申請しましたが、すぐにはもらえません。
5月末の支払いにどちらかあてて、6月にどちらか下りたら夏までは凌げる。
そう思っていましたが5月の支払いに当てるのも難しくなったため、どうにか個人でしのごうと用意していました。
5月26日夕方に、赤枠が消えた！
持続化給付金が振り込まれる前日に、赤枠が消えるらしい。という情報が出回っていました。実際取引先や知人もそうだったらしく、私も一日何度もアクセスしては「赤枠がある・・・」と失望していました。
その日も朝、昼とアクセスしてダメだったので「もはやこれまで・・・」と思いつつ、16時頃でしょうかアクセスすると赤枠がなくなっていました。
入金されるまでぬか喜びはできませんが、嬉しい。一歩進んだようでホッとしました。
そしてついに入金されました
そして翌朝、銀行口座を確認すると入金はまだ無く、ガス代が引き落とされていました・・・・
まだか・・・・と思い15分後くらいに再度確認すると
振込入金
ﾐｽﾞﾎｳﾁｻｲﾜｲﾁﾖｳ ｼﾞｿﾞｸｶｷﾕｳﾌｷﾝ
とあり、満額振り込まれていました・・・・
安心してどっと疲れがきましたが、支払いを済ませ、資金繰り表を更新しました。
正直、6月になっても「都県をまたぐ移動は控えるように」とのことなので、6日に入っていた20名の予約もキャンセルとなり、13日も空いています。
7月以降は盛況ですが、夏休みが2週間になるということで、既にたくさんいただいている多くの予約がキャンセルになることが見込まれています。
これからも厳しい戦いは続きますが、引き続き戦っていこうと思います。
持続化給付金に関しては、税金です。
これをもらえたのはたくさんの中小企業や個人事業主が破綻するのを防ぐために仕方なく行われた施策です。
ちかいうちに増税とセットの給付のため喜んでいられません。
